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2016年12月24日 (土)

12月議会報告 ヘイトスピーチ関係②

小坪議員が所属する会派の小坪議員以外の3名から、決議が提出されました。
その中には、9月議会で可決された決議(前の文書から、そう読み取れる)に対し「断固抗議する」との文言が入っています。議会の副議長が、そのような文章を提出することは、あまりにも常軌を逸しているのではないでしょうか。
結果は、賛成11名 反対3名 棄権5名 (早退1人)でした。
賛成した人は、「議員の名前が入っていなかったから」「原文は、すごい内容だったけど、かなり訂正させた」などと言っていました。

決議文は、以下の通りです。

議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議

 議員それぞれは住民の直接選挙により選任されており、言論の自由・表現の自由は憲法で保障されている。それは、すべての議員がもつ当然の権利である。

 議員は、住民の代表者として自律的に判断し、その責任を住民に対してとる公選職であり、自治体の政策形成にかかわる調査・企画・立案を行い、それを政策運営に反映させ、自治体の事業執行が適法・適正、かつ公平・効率的・民主的に行われているかを監視し、必要に応じて是正処置を促す活動が求められる。

 議会外の活動であっても良識ある言動が求められるのは当然であるが、議員それぞれが個人としての身体の安全及び精神の自由を脅かされずに、自由な意思と判断に基づいて活動する事ができることは、議会制民主主義が健全に機能するために重要である。

 98日に無差別テロを予告し、当市議会議員に対し「議員を辞職せよ、さもなくば市役所を爆破する」という不法かつ不当な圧力が加えられた。128日に警察は、同市議会議員及び当市長を被害者とし、職務強要、威力業務妨害として容疑者を検挙している。

 脅迫事件の被害者である議員に対しての、一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議するとともに、議員それぞれの議会外での政治活動・議員活動の自由を尊重することを確認する。

 以上、決議する。


私が討論をしましたが、以下の通りです。

「議員の政治活動に対する脅迫行為に抗議し、議員活動の自由を確認する決議」()について討論します。

  表現の自由は憲法に規定されているとおり、民主主義国家の政治的基盤をなすものであり、国民の基本的人権のうちでもとりわけ重要なものです。また、憲法21条において「政治活動の自由」も保障されています。

 去る9月、電話とメールによる脅迫事件が発生しましたが、いかなる理由をもってしても「脅迫行為」が許されるものではないことは当然のことです。9月議会において、12日及び28日に可決された2つの決議も、脅迫行為に対し厳しく批判しています。

  ところで、本決議案には「脅迫事件の被害者である議員に対しての、一方的かつ不当・不法な圧力に断固として抗議する」とあります。この被害を受けた議員とは、小坪議員を指すのではないかと思いますが、小坪議員は、熊本地震が発生した際に、ヘイトスピーチを助長するような文章をデジタルサイトに投稿しています。そのことで、人権を侵害され、大変嫌な思いをされた方々などから9月議会には、陳情書が4通提出されました。

  今年「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が施行されました。国会での附帯決議には「インターネットを通じて行われる本邦外出身者等に対する不当な差別的言動を助長し、又は誘発する行為の解消に向けた取組に関する施策を実施すること」の一文も入っています。マジョリティ(物言わぬ静かな多数派)の中に同化して暮らさざるを得ないマイノリティ(社会的に弱い立場の集団)は、沈黙せざるを得ない現在の日本の状況の中で、被害を受けたとの陳情や請願を提出するという事は、かなりの勇気を出されたことと思います。また民団の福岡県の方たちが、法務局に人権救済の申し立てをした、また熊本県ではその準備をしているとの話を聞きました。この方たちの想いに寄り添う事は、日本の未来にとって重要ではないでしょうか。

  そのために、真摯な反省を求めたのです。本文にあるような「一方的かつ不当・不法な圧力」では断じてありません。

  すべての人の人間としての尊厳と平等を確保するために、いわゆるヘイトスピーチを許さない法律ができたと思います。この法律の趣旨を尊重したいと思います。本決議案は、題名もまた全体的にも反対するものではありませんが、この部分については同意できません。

  かつて、日本共産党に対し、事実に反する内容をSNSで述べたことに対し、私が訂正を求めたところ、大変な攻撃をされた事など、多くの政治的自由を侵害された経験があります。今年の9月議会の後には、私を含め、多数の議員が妨害を受けました。このような事がないよう、議員活動の自由が確保される事を求めます。

  また、議員の議会活動に対し、「妨害や嫌がらせ」を扇動することもやるべきではないことも付け加えておきます。

  以上意見を述べ、日本共産党市議団としては棄権致します。

 

 

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